ひとり法人プランで使っていない機能が6つあった。うち1つは、知らずに手作業していた

ひとり法人プラン 12種類中6つ(1つは知らずに手作業していた) ツールと制度
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編集部では3つの法人でマネーフォワード クラウドを使っています。プランは「ひとり法人プラン」の年払いで、1社あたり年29,760円です。

このプランには12種類以上のサービスが含まれています。編集部が使っているのは、そのうち6つです。

そして記事を書くために整理したところ、契約に含まれているのに存在を知らず、手作業でやっていた業務が見つかりました。

この記事は、ツールの紹介ではなく、自社の運用の穴を確認した記録です。


結論:12種類のうち6つしか使っていなかった

使っている機能

マネーフォワード クラウドの機能利用状況(実測)
マネーフォワード クラウドの機能利用状況(実測)
機能用途
クラウド会計日々の仕訳、決算書・試算表、銀行・カードの自動連携
クラウド請求書見積書・請求書・納品書の作成
ビジネスカード法人カード
クラウド給与・勤怠役員報酬の計算、明細の発行
社会保険手続き各種届出
クラウドBoxデータの電子保存

使っていない機能

機能使っていない理由
クラウド経費必要がない
クラウド契約(電子契約)別のツールを契約している(後述)
年末調整含まれていることを知らなかった
マイナンバー管理使っていない

6つ使って、6つ使っていない。 契約している12種類の機能のうち、使っていたのは6つでした。


年末調整は、知らずに手作業でやっていた

ここがこの記事を書いた理由です。

編集部では、マネーフォワードを使っている3社の年末調整を、自分でやっています。

そしてこのプランに年末調整の機能が含まれていることを、知りませんでした。

つまり、使える機能があるのに使わず、手作業で処理していたことになります。記事を書くために契約内容を確認して、初めて気づきました。

なぜ気づかなかったのか

理由を正直に書くと、手作業でも回ってしまっていたからだと思います。

編集部では、分からないことが出てきたときにAIで調べる運用をしています。年末調整についても、調べながら進めれば処理できてしまう。困っていなかったので、他の手段を探していませんでした。

「回っているから見直さない」というのは、機能を取りこぼす典型的なパターンだと思います。

手作業にかかっていた時間

計測していません。 毎年やっているはずですが、何時間かかっていたかを記録していないため、正確には出せません。

削減効果を数字で示せないのは、この記事の限界です。


電子契約は、意図的に別契約にしている

一方、使っていない機能のなかには意図的に使っていないものもあります。

ひとり法人プランには電子契約の機能が含まれていますが、利用できるのは1名までです。

編集部では書面の量がそれなりにあるため、この制限では足りません。そのためクラウドサインと、別の1社では別のツールを契約しています。

プランに含まれているから使う、とはなりません。 制限の内容と自社の量を突き合わせた結果、別途契約したほうがコスト面で合理的でした。

これは重複ではなく、判断した結果です。 年末調整とは性質が違います。


ひとり法人でも、給与と社会保険は使う

法人化を検討している人向けに書いておきます。

編集部が運営する法人のひとつは、従業員のいないひとり法人です。それでも給与と社会保険の機能を使っています。

代表者に役員報酬を出せば、給与計算が発生します。 社会保険の手続きも同様です。

「従業員がいないから労務は関係ない」とはなりません。


「ひとり法人プラン」で、ひとり法人以外も回っている

編集部では3社ともこのプランです。うち1社は2名と業務委託という構成ですが、それでも足りています。

プラン名は「ひとり法人」ですが、実態としてはそれより広い範囲をカバーできます。 プラン名だけで判断すると、必要以上に上位プランを選ぶことになるかもしれません。

なお契約は会社ごとに分けており、まとめ割引は使っていません。 法人が1社増えるごとに、年29,760円がそのまま積み上がります。


使いにくい点:クラウドBoxは入れ忘れる

使い勝手について、正直に書けることがひとつあります。

クラウドBoxは、資料の入れ忘れが発生します。

機能そのものの問題というより、能動的に入れる必要があるためです。会計や請求書は業務の流れの中で触りますが、書類の保管は意識しないと後回しになります。

編集部でも、あとから「入れていなかった」と気づくことがあります。


2026年5月1日、銀行連携が止まった

何が起きたか

マネーフォワードは2026年5月1日、自社のGitHub認証情報が漏えいし、それを用いた不正アクセスによりリポジトリがコピーされたと発表しました。同社は万全を期すため、銀行口座連携機能を一時的に停止しています。

GitHub上に個人情報が含まれていた理由について、同社は、個人情報の取り扱いを伴うサービスの更新作業の過程で、個人情報が含まれたファイルが本来の管理手順から外れ、誤って保管されていたためと説明しています。

5月11日の第二報では、本番データベースに格納された顧客情報の漏えいや不正利用は確認されていないと報告されています。本番データベースへの侵害や改ざんも確認されておらず、顧客の資産や認証に影響を及ぼすものは確認されていないとのことでした。

再開までの経過は、同社のお知らせで公表されています。

編集部の口座で連携が止まっていた期間は、記録していません。[未計測]

出典:株式会社マネーフォワード「『GitHub』への不正アクセス発生に関するお知らせとお詫び(第一報)」(2026年5月1日)https://corp.moneyforward.com/news/info/20260501-mf-press-1/ /株式会社マネーフォワード「『GitHub』への不正アクセスに関する調査進捗および銀行口座連携再開に向けた経過のご報告(第二報)」(2026年5月11日)https://corp.moneyforward.com/news/info/20260511-mf-press-1/ /マネーフォワード クラウド「【重要】『GitHub』への不正アクセス発生に関するお知らせとお詫び」(2026年5月1日公開、2026年10月5日確認)https://biz.moneyforward.com/support/news/20260501.html

編集部で何が起きたか

業務への影響は、それほど大きくありませんでした。 困ったことは2つです。

1. 数字が見えなかった

自動連携が止まるので、口座の数字が画面上で見えません。 現状を把握したいときに確認できない、という状態が続きました。

2. 復旧後、記帳が一気に来た

止まっている間の取引が消えるわけではありません。復旧後にまとめて記帳することになり、その分の手間が発生しました。

日次で数字を追う運用をしていなかったため、致命的な支障は出ていません。


それでも乗り換えなかった。ただし不安は残っている

銀行連携が使えない期間がありましたが、他社への移行は検討していません。

理由は単純で、普段は便利に使えており、使いこなせていると感じているからです。 止まった1ヶ月より、それまでの運用のほうが判断の材料として大きかったということになります。

ただし、不安がないわけではありません。

同様のことが今後も起きるかもしれないと考えると、情報の漏えいについては懸念が残ります。今回は顧客情報の漏えいが確認されていないと報告されていますが、原因は管理手順から外れたファイルの存在でした。

一方で、これを機にセキュリティが強化されることを期待しているというのが、現時点の受け止めです。

この構成が向かない会社

編集部では影響が小さく済みましたが、すべての会社でそうなるとは限りません。

  • 日次で数字を確認している会社 — 連携が止まると、現状把握の手段がなくなります
  • 取引件数が多い会社 — 復旧後の記帳が、編集部よりはるかに重くなります
  • 月次の締めを厳密に運用している会社 — 特定の日に処理できないと業務が止まります
  • セキュリティ要件が厳しい会社 — 今回のような事象を許容できない場合があります

自動連携に依存している以上、止まったときに手が止まるという構造は残ります。


この記事を書いて分かったこと

契約内容を確認しただけで、使えるのに使っていなかった機能が見つかりました。

多機能なプランを契約していると、「何が含まれているか」を把握しないまま使い続けることになります。 困っていなければ、確認する動機も生まれません。

契約内容を一度読み直すだけで、手作業が減る可能性があります。 編集部の場合は、この記事を書くまで気づきませんでした。

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記録として残しておくこと

項目内容
対象編集部が運営する3法人
プランマネーフォワード クラウド ひとり法人プラン(年払い)
費用1社あたり年29,760円(月額換算2,480円)
含まれるサービス12種類以上
使用中会計/請求書/ビジネスカード/給与・勤怠/社会保険/クラウドBox(6つ)
未使用経費/電子契約/年末調整/マイナンバー管理 など
年末調整機能が含まれていることを知らず、手作業で処理していた
電子契約1名制限のため、書面量を踏まえて別ツールを契約(意図的)
ひとり法人での使用代表者の役員報酬があるため、給与・社会保険も使用
プランの適用範囲2名+業務委託の法人でも足りている
使いにくい点クラウドBoxは入れ忘れが発生する
障害2026年5月1日、GitHubへの不正アクセスを受け銀行連携が停止(同社発表)。編集部での停止期間 [未計測]
障害時の影響口座の数字が見えない/復旧後に記帳が集中
乗り換え検討していない。普段の使用感が判断材料
残る懸念情報漏えいへの不安。セキュリティ強化に期待
未計測年末調整の手作業にかかっていた時間/復旧後の記帳にかかった時間

年末調整の手作業時間を計測していないため、機能を使った場合の削減効果は示せません。 次回の年末調整で計測し、この記録を更新します。